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園長ぶつぶつ

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皆さん 新年明けましておめでとうございます!

2016-01-01
新しい年が明けました。新たな決意と今まで行ったことの反省は人として大事なことだと思います。こうしたことができる暦のいれかえは人間が編み出した素晴らしい発見と思っています。若いころはそのことをうまく使わなかった気がしていますが、やはりそれを意識し始めたことは年を取った証拠かもしれませんね。学校というところは、時代とともに変わって行かねばならないところの筆頭でしょう。それはそこにいる主役の子どもたちが変わって行くからです。幼稚園も、小学校も、それ以上のところも同じです。
ときにはそれを嘆く人もいるようですが、それは違います!しかしそのことを認識していないため多くの問題が起きています。変わらないものは勿論あるのですが、その出し方や示し方は変化していかねばならないでしょう!僕は昔はこうだった式の言い方をする人に言いたい。確かにそうですよ!それはそのときは正しいと。でも大事なのはこれからです!そんなことを考える年の始めにしなくては、カレンダーが変わるだけに陥ってしまいます。

働くことと子どもを育てること

2015-12-30
今、ワーク・ライフバランス フォー チルドレングロース ということを責任者として進めている。日本語に直すと、働き方と子どもの成長である。私の属する会の一つである私立幼稚園経営者懇談会は 日本経団連の中にあるが、産業界の中の唯一つの教育団体として多くの企業人にも訴えていくことが 今求められている。
私の考えの基本は、①男も女も子育ては同じくすることである。それは同じことをするではなく、男女でやれることの内容は違っても比重は同じであるべきということである。よって男は外で働き女は子どもを育てるではない。②この世の中は選択ができるようになるべきである。制度によってできなかったり、世の中の意識程度は続く。作るのではなく、自分でが育てることができる、それを確実にしてく世の中であることである。(これも人により0歳で預けることも選択できることが肝心である)③人間は生理的早産と言われる哺乳類である。12か月程度まで自分で動くこともできない。よってこの時期は自分の手で乳で子どもが見れる社会の仕組みを作るべきである。0歳児からの受け入れ先を増やすのみでなくこのことが可能となることを求めるべきであろう。(0歳児の保育園を否定はしていません。これも選択です)
 
よって、呑竜幼稚園としては①親父の出番を多くする。その役割や比率は勿論各家庭で考えることであるので指図はしない。②私は子ども子育て会議の中で街としての選択ができることを目指している。全部の施設がが同じことをすることはない。しかし住んでいる街に無いのは選択ができないことを意味する。これはこれからの課題でもあると思っている。道は遠く長い③は0歳児の保育を呑竜ではこれからもしないことを意味する。力を注ぐべきは0歳児の受け皿づくりではなく、社会の在り方と考え、そこを努力したい。
 呑竜の親たちにはそのことを望むし実行していただきたいと考える。呑竜の働く保育者にも同じである。産休、育児休暇はしっかりとってもらいたいし、事実それを可能にしていることは承知の通りであろう。そのことを受け入れてくれる保護者の皆さんにも園長として感謝している。
 子育てという作業は人類としても国としても大事な仕事である。子育てはワークである。だから世の父母は皆していると思っている。仕事は外で金を稼ぐだけではない。だから男女の子育ても含めた働き方の問題を、子どもの成長とあわせて考えていくことはそれほど難しいことではないと思っている。呑竜のお父さんお母さんを参考にすべきである。このことをまとめて伝えていくことにしばし時間をかけていきたい。
 

アメリカでのこと

2015-11-30
11月19日から1週間アメリカのボストンとニューヨークに行ってきました。この研修旅行は私の所属する私立幼稚園経営者懇談会というところが企画したもので、アメリカのチルドレン・ミュージアムの視察がそのメインです。アメリカという国は、質の高い幼児期をおくらせることはその後の高等教育にお金をかけるより有効であるとおもっています。そういう研究があることは前回知らせましたがそう思っています。ですから幼児期に親子で訪れ、触って遊んで、それが学びにつながるこのミュージアムを全米に250館もつくりもう70館も足そうとしています。逆に言えば保育園・幼稚園の質があまり高くないとも言えると学者は言っていますが、こうした施設が各都市にあることは間違いなくいいことです。
 最初に行ったボストンの館は 遊ぶ施設で体全体を使えるもので0歳1歳からも動き回れます。お水で遊べる部屋もあり(コーナーをはるかに超えています)水を汲んだり流したりできます。光で遊んだり、日本の長屋なども異文化紹介の意味であります。入場料で賄うこともあり、有料ですが多くの親子ずれが来ていました。その後一番古いブルックリンのミュージアムにも行きましたが、3万点にのぼる世界各国に所持物はみな手にとれ触れられます。草木であそべるスペースや指導員がいてこどもの遊びをサポートします。こうした環境の整備は、日本の幼稚園の環境のあり方を考えるときに参考になります。3万点は真似できなくても、こどもの関心の広がりを支えていくこと、具体的な体験の個所をつくることなど、幼児教育のベースとなることは同じだと思いました。大都市のボストン、ニューヨークですから室内が多かったのですが、きっと自然を生かしたミュージアムも多数あるのでしょう。またソーフォ地区にあるアート・ミュージアムも楽しかったですね。こういう場所で気軽にものを作り出す経験は大事ですし、人生を豊かにします。日本版ミュージアムのヒントがあるなっと思ってきました。幼稚園でも取り入れられるものがあるし、工夫のしかたも見つかったような気がしています。

幼児教育無償化

2015-10-03
アメリカの経済学者のハックマンさんはノーベル賞をもらいました。その研究は、良質な幼児教育を受けた子どもと受けなかった子どもを25年くらい追跡調査をして、比較検討した結果を経済学的に分析したものでした。結果は良質な幼児教育を受けたこの方が、①稼ぎが多く、沢山納税する②刑務所や裁判所のお世話にならないのでその経費がかからない③職につく確率が多い だそうです。つまり子どもは良質な幼児教育を受けた方が、世の中の経済のためには有効だというわけです。幼児教育へのお金を使う事は将来への投資だ!という結論です。この学説は日本の議員さんに好評で、日本はもっと幼児教育に公費を使うべきだという事に向かってきました。お年寄りに使うことも大切だが子どもにもっと使おう!こんなわけです。それは勿論大賛成ですが、教育は将来刑務所に入らないようにするものでは勿論ありません。そんな流れのなかで、このたび栃木県は3人目の子どもの保育料を無償となるくらいどの子にも出したい!と言ってくれています。(金額に限度があるのでタダというわけではありませんが)今年30万円くらい
就園奨励費として3月に出ているものを3人目の子はみんなにだすよと言ってくれました。2人目は?いや1人目はと行きたい所ですが、少子化なのでまず3人目からのようです。いつから?それは来年からのようですよ。そんな訳で、3人目の方、また迷っている方には良報だと思います。これからも、こうした幼時教育の費用についての運動はもっともっとしていきますので、皆さん頑張りましょう!(就園奨励費という補助は、今までの幼稚園制度のままの所に適応されます。呑竜幼稚園は適応です)

女性の働く職場

2015-09-01
今世の中では女性の働き方が話題になっています。このことはもう何年も言われていることですね。私は女性(お母さん)の大きな役割として、子どもを育てるということがあると思っています。仕事という言葉はちょっと違うかもしれませんが、子育てはお母さんである女性の大事な仕事であります。勿論それをいろんな意味でサポートすることは、いや一緒にすることは男性である配偶者の役目でもあります。さてそんなわけで、呑竜幼稚園は結婚してもお母さんになっても働きやすい職場を目指しています。現にお母さん先生もたくさんいます。そして産休や育休の先生たちが、その制度を使って働けるような場所になることが大切です。同時に2歳児や1歳児のお預かりの場所もあることは、お母さんの働き方や出産のお手伝いを考えてのことです。午後6時までの預かり保育もその一つです。今できうることの中で、お母さんをバックアップできる体制にしていきたいと思っています。認定こども園や保育所はフルに働く方にはいい制度とおもいます。しかし自営や下の子がお産などの方には使いずらいところもあります。こうしたことを、一つづつ解決していけるようにしていくことがこの街としても課題と思っています。
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