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園長ぶつぶつ

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ものの言い方

2017-05-10
ものを言うときにクッション言葉というものがあるそうだ。相手に願いしたり、お断りをしたり、異論を唱える場合などに、言葉の前に添えて使用する言葉だそうだ。ビジネスの世界などには様々な状況で使われているのです。そういえば「書いてください」とでなく「お手数ですがご記入下さい」さどとよく言われる。依頼を拒否するときなど「せっかくなんですが」「身に余るお言葉ですが」のように感謝の言葉を伝えると柔らかい印象になるようだ。言葉には人間性がでる。また世の中であまり揉まれてない学生などは、こういうことは言わないだろうな。ビジネス言葉で習って言うようだと、また使いすぎは慇懃無礼でもあろうが、私はこういう言い方をする人は好きです。長く教師などをしていると、また年を取ってくると、伝わればいいとばかりに、正しいのだからよいとばかりにストレートに言ってしまう私は、こうした言い方を出来る人は好きですね。だって物事は伝わると同時にどんな風に受けとられるかも大事なんです。相手も人だから。気をつけなくてはと思いこのごろ暮らしてます。

新学期に思う!

2017-04-09
明日から平成29年度が始まります。先生達は準備をし、新しいクラスで子ども達を待ちます。いつ見てもいい風景です。これから1年間このクラスで先生達と一緒にいろんなことをしていきます。1990年代から脳科学の素晴らしい進歩があり、今までの子育ての脳にたいする意味が解明されています。なんとなくいいだろうな!と思われていたことが、脳の発達にこう影響するのだ。みたいな検証がされてきたのです。そのひとつひとつはここでは述べませんが、なるほどの結果にまともな幼児教育者はうなづくことが多かったのです。愛され絆を作ることの大切さ。乳児からの愛着の対象があることが幸せへのパスポートとなること。自由な主体的な遊びこみがいかに脳に大切かということ。などなど いっぱい証明されています。そんな知見も含め、幼稚園は人生の土台を作るため役立っていかねばなりません。小学校や中学校で人生が決まることではないからです。安全を考え、子ども達の可能性を最大に伸ばしてあげることが幼稚園の使命でありますが、そのためには家庭のあり方が大きく問われることも事実であります。親の気づきは重要であります。時間もかかるときがあります。でも園長として助言をしてあげることを厭わないようにもしたいものです。そのときはそういう考え方もあるのかと聞いてください。僕はその役目を果たすように残りの人生はしていきます。なんかへんな宣言になってしまいましたが、一緒に育てて行きましょう!ということです。一年間どうぞよろしく。

朝、聞かれたこと「早期教育」

2017-02-20
「早期教育」について朝、花の水くれをしていたら聞かれましたのでお答えします。全ての早期教育と言われるものに共通ですが頻度とその為の費用の問題だと日本の子ども子育て会議の座長の無藤隆先生は言っています。幼児期にいろいろな事に触れる事は悪いことはないと私も思っています。しかしその為にその時期に育てておかねばならない大切な事ができなかったり、お金が沢山かかったりはダメですね。と先生は言いきっています。私も同じ考えです。それとその後のエビデンス(証拠)も感覚的でなくしっかり証明しておかないといけないとおもいます。よく4文字熟語を教えたり、算数等を教え込む保育をテレビ等で見ますが、追跡調査や小学校の先生の印象等では小学校3,4年で有意の差は無くなっているようです。(やってもやらなくても差は出ない)いろいろな早期の教育はそのくらいのものである。と思っておくことが無難なようです。つい最近も卒園生で経済産業省に行っている子からホワイト・ハウスに行くかもしれないという報告を受けましたが、彼などはTOEIC(英語力テスト)では最高点とってますが、幼少時代はサッカーに明け暮れていましたから(サッカーで韓国に行ったな)早くからと現在はあまり関連しないいい例でしょう。
それを考えるよりも、さきほどの無藤先生や東大の秋田先生などの調査では「自由に遊べる環境」と「保育者の受容的な関わり」の方が「遊びこむ経験」を支えると言っています。
その「遊びこむ経験」を多くしている子は「協調性」「頑張る力」「好奇心」「自己主張」「自己統制」などの「学びに向かう力」が高い傾向がある。と言っています。(これはベネッセHPにも証拠として上がっています)学びはずっと続くものであります。だから「学びに向かう力」を基礎として付けておくのが幼児教育であると思っています。呑竜の幼児教育はまさにそこであるとご理解下さい。呑竜の卒園生は偏差値の高い難しい学校にも多数合格しています。そして自分のしたい事をやっているの子もこれまたたくさんいます。将来の基礎をつける教育とはなにか!感性を育てる教育とはなにか!を考えることが大切であると思って下さい。そういう親であって欲しいとおもいますね。

試験問題

2017-02-01
私は佐野短期大学の講師をしており、幼稚園・保育園の先生になる人を教えています。講義の内容は「人間関係」というものです。当然最終日には試験をして単位を与えるのですが、その問題の中に、あなたの人間関係のなかでどんな人からどんな影響をうけましたか?と問うものがあります。結果から言えば幼稚園、保育園の先生というのが多いです。園長先生というのは少ないです。つまりこの仕事は人間に影響を与えるものだということですね。それだけにしっかりとした人間観・人生観といいますか、そんなものを身に付けないといけないのでしょう!それに0歳から6歳までの子どもの発達は凄いものがあります。その年代ごとの特性を知らないと、保育者という仕事は務まらないよ!ともよく言って講義をするのです。要はこんな育成の過程を経て学生達は一人前の保育者になって行くわけですが、彼らの人生のなかでの始めて会った幼稚園、保育園の先生達の振る舞いが大きな影響を与える事を知っていてもらいたいですね。誰にか?それは現役の保育者のみなさん達にです。案外そのことを忘れてしまっていることの無いようにしましょう。あ、それからお母さんも多いのですよ!これも言っておかなければ・・・

新しい年に思う!

2017-01-01
酉年は変化の年と良く言われますし、過去にも大きな変革もあったようです。酉は翼があって飛べるからでしょうか?今年は暮れからお正月にかけて高校サッカーを多く観戦しました!佐野日大高校と前橋育英高校の準決勝を埼玉スタジアムに観戦にも出掛けました。娘2人は日大高校で息子は育英高校で世話になった訳ですが、それがなんと埼玉のスタジアムで激突するわけです。皆さんからどっちを応援するの?なんて聞かれました。勝負は時の運が左右するものですから、兎も角として、高校生の必死の姿にはジーンと来ましたね!やるだけやっていますよ。私などはその姿をみてあれくらい努力しているかな?と思わずおもってしましました。人は与えられた境遇の中で努力すべきものです。そのことを素直に反省させられましたね。良いものをみせて貰ったという印象です。新しい年は気持ちを新しくして迎えることが出来るよい機会です。少しでも違うものを求めて行きたいな!と思う新年でありました。
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