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園長ぶつぶつ

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保育の新と真より(フレーベル館 保育ナビ1月号)

2019-01-08
保育ナビと言う保育誌があります。その1月号に当園の理事である横浜の渡邉眞一先生と園長が対談をし掲載されました。全国の幼稚園の園長設置者そして保育者への発信であります。ポイントだけここでお伝えしますと、
 
1、子供の処遇改善こそが今望まれる。(保育者のそれが今政府を先頭に行われている状況ですが)
2、家にいる2歳児のための家庭支援、幼稚園ならではの支援を考える
3、地域との連携・共生を大切に
4、幼児教育について園長が発信
5、先生たちに余裕ある働き方を
ということを対談で訴えました。

自然の力から感じる

2018-09-06
台風が来たかと思うと地震がおこる。自然の力には本当にまいってしまいます。こんな状況の中で、人の存在の小ささを感じています。今は被害にあった全国の皆様にお見舞いの言葉をかけるくらいしかできませんが、なんらかの形も検討して皆さんの御協力を得ようとおもいます。それにしても自然の力と言うか、現象と言うか、それはすごいものですね!だから人が「想定」なんかすることは出来ないものなんです。「想定外」なんて言わないで欲しい!
人って自然の前では謙虚に、慎重にしていかねがならないものなんですね。そういうことを子ども達に、教え伝えることは難しいことだと思いますが、もしかしたら一番やらなくてはならないことかもしれません。幼時教育が目先のことにならないようにと思っていますが、なかなか上手く行かない事が多い。今回の自然お猛威の中で感じることです。

仏教保育とは  (仏教園の機関誌の仏教保育カリキュラムに載せました)

2018-07-06
仏教保育とは仏教の考え方や仏教の教えに基づいた保育をすることです。え!私は仏教の教えなんか知らないわ!という人も中にはいるのではないでしょうか?そういう方は仏教をむずかしく考えないでくださいね。考え方というより行うことが仏教であります。行うことを実践といいます。ですからあれこれ言う人のことは仏教者とはいいません。もし仏教とは○○である!などと言う人がいたら、本当かしら?と思っていいでしょう。まず、その人の行っていることが大事ということです。
子どもは朝、園にやってくると元気に挨拶をしませんか?「おはよう!」と言ったり、ポンと先生のお尻をたたいたりするはずです。そう!この元気なのがいいですね。元気は見ればよくわかるのですが、なにかじっくりと取り組む姿もいいですね。保育者はよく「前向き」なんて言葉を使いますが、その前向きな積極的な姿を「明るい」なんて言います。
常にこの元気で明るいのが、自分からも他者からもそう見えることが、まず大切なことであると思います。たまに内状は明るくなくても、そう振る舞うことが大切です。人はくよくよしたり、ぷりぷりしていてはいけません。そうしていると、余計にくよくよや、プリプリになってしまうからです。
次にすることは「正しく」です。正しくないことをすると、みんなが寄って来なくなるからすぐにわかります。だから正しくは簡単なことです。能書きを言ったり、仏教ぽいことを語ったり、時にはお経を読んだりしても、正しくないと人は寄って来ません。子どもはこの正しいを見抜く力があると思って間違いないでしょう。王様は裸だ!と見抜いたように、あの人はなんか変だよと思われ、そばに来られなくなったら、正しいことをしていない人と思っていいのです。
何度も言っていますが仏教とは行為と結びついています。お金をくれると言ったり、都合のよい事を言う人が世の中には居るものですが、それは本当には正しくないものが多い。そのうちに皆が離れていってしまいますからわかります。
さてそれに加えて大切な「仲よく」することがあります。この仲よくはなかなか難しいことです。3歳児の子どものケンカを良く見ていますと、その原因は物の取り合い、場所の取り合い、人の取り合いですね。「先生、あの子ずる込みをした。」と列などで割り込みをされて順番をとられた子は訴えます。2歳の頃の自我が芽生えた子どもはなんでも自分のものにしたくなりますから、この取り合いは当たり前の事で、そのこと自体は決して悪い事ではありあません。でも園で生活していく中でこうした振る舞いが、相手にとってどんなふうに感じられるかということをわかっていくのが、この「仲よく」の中身です。ちがった言い方をすると視点が自分から相手にも向かうことを意味しています。
 仏教保育を進めていくことは、この「明るく」「正しく」「仲よく」をすることです。頭のなかで唱えることでなく、子ども達と一緒に実践することです。この一緒というのが案外難しいのです。それはあなたの生き方が、生活が出ます。ですから毎日の生活を、(そう休日も)この3つの「明るく」「正しく」「仲よく」してくださいね。それが一番の早道であると思っています。

どういきるか!

2018-06-01
当学園の理事長、小林龍雄先生が5月13日に亡くなわれました。この事はすぐに皆さんにお伝えしてあります。沢山のお悔やみありがとうございました。子供達も密葬のときお見送りできました。幼稚園の運営は園長以下教職員と理事・評議員の方々がこれからもしてまいりますのでご安心ください。
さて人の一生は今は大変長いものになりました。生を受けてから死ぬまでそれはそれは沢山のことがあります。その時間をどう生きるかはその人にかかってくると思います。常にその人らしく、正直に胸を張って生きていくことは思いのほか難しいことです。その生を全うして誰からも愛され、よき人生の先鞭者であるようになりたいものです。ここにおきましても一言皆さんに御礼申し上げます。
 

ハラスメント一考

2018-05-01
財務省の事務次官がハラスメントで罰せられた。ハラスメントはしている方は分からないらしいが、立派な犯罪である。ともかく人に何かを言う時には気をつけることは言うまでもない。財務省のお偉いさんは女の人が聞いていやと思うような言葉を言ったようだ。セクシャル・ハラスメントという。その他にも自分の会社の地位や他の立場をちらつかせものを言うパワー・ハラスメント、消費者という立場で様々な理不尽なクレームを言うコンシューマー・ハラスメントというのもあるようだ。モラル・ハラスメントというのもある。上から目線でさも家庭や社会で正しいことを教えてやる式の偉そうハラスメントである。どちらにしてもハラスメントはくどい!ということだ。自分が優位に立つ事で成り立っているからである。
防御の仕方は録音だそうだ。録音がいいとか悪いとかはここでは問わないことにしたいが、そうしたハラスメントをしないことに越した事はない。園長と言うもの年齢も立場も経験もどうも加害者に近くなっているので自戒をこめて言っておくのである。
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