活動の様子
11月の活動は埼玉県秩父郡小鹿野町での、化石発掘体験でした。2年ぶりの活動でしたが、在籍する仲間たちの中でも経験者はごく僅か。ほとんどが化石がどんなもので、どんなところにあるのかを分からない子たちでの活動となりました。2年前の活動場所である赤平川河川敷は去年の台風19号の影響で環境が一変し、いつも活動を行う場所の前に大きな川ができてしまうという不運が起こりましたが急遽スタッフが石を積み上げて簡易的な橋を作ったことでいつもの場所で活動を行うことができました。(中には足を滑らせ、服が濡れてしまう子もいました。寒い思いをさせてしまい申し訳ありませんでした、お着替えの用意ありがとうございました。)
活動の前に子どもたちには、あえてどんな石に化石が入っているのかは教えませんでした。石にも色んな種類があること、石がどんな風にできるのか。それを実際に色んな石を割って、「この石は割れない!」「この石はあの石とちょっと違う…」と何となくでも気づいてほしかったからです。15分ほど苦戦した所で、ネタ晴らしをしました。化石が入っている石は決まっていて、泥で出来た“泥岩”という石です。白っぽい灰色の石で、金槌で簡単に割れます。子ども達は「これ、デーガン?」と色んな石を持ってきましたが、中にはなかなか見分けることができない子もいましたが、時間をかけて見分けることができるようになってきました。
今回は主に一枚貝や二枚貝といった化石が中心でしたが、その中でもカニの甲羅というなかなか見つけられない化石が発掘されました。今年は悔しい収穫となりましたが、ぜひ次回まで知識と感覚を忘れずに参加してもらいたいと思います!目指せ発掘王!
次回は12月6日(日)「科学って面白い!~科学遊び~!」となります。NSCのS(サイエンス)の部分として、科学の不思議・面白さに触れて、興味を深めたいと思います。ぜひご参加ください!お待ちしております!