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2018年度バックナンバー

園の姿から

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2学期終業式

2018-12-21
平成30年の2学期も無事に終了しました。皆様のご協力に厚く感謝いたします。2学期は1番長い期です。運動会、遠足、発表会など園の主要な行事もたくさんありました。それぞれにご参加ありがとうございました。子供の生長は勿論個により多少の違いはありますが、その順序性は一定です。つまり何かを飛び越していくことはありません。幼稚園に入園してから卒園までの、どんな姿で生長していくかを知って、先生達はそれに適した計画を立て、1日を過ごしています。そのことを教育課程と言います。幼稚園教育の基本となるところであります。さあ、3学期まとめの次期になりますが、またよろしくお願いします。

涅槃会のこと

2018-12-20
花祭りから成道会、そして涅槃会という仏教の行事
 
お釈迦様は実際にいらした方です。ですからお生まれになった時が、灌仏会(花祭り)と言います。仏教園ではお花で花御堂を綺麗に飾って、誕生仏(子どものお釈迦様の姿)をおき、甘茶を上からかけます。甘茶というのはアマチャいう植物を煮出したものだと言われています。お生まれになったお祝いで天から甘い雨が降ったことに由来しています。場所はルンビニーというところ。日本にはルンビニー園と名前をつけるところが多いのはこの謂れです。
成道会(お悟りになった時)が12月8日、明けの明星が輝いた時と言われています。お釈迦様が3つの真理を体得した瞬間です。やはり明星という園の名前が多いのもこのわけです。
さて、涅槃会とはまさにお釈迦様がお亡くなりになった時です。ですからお祝いというのはあたりませんが、仏教では大切な日になっています。
何が大切なのか?というところが、この質問の意味だと思います。
実際に多くの弟子や民人だけでなく、全ての動物までもが、お釈迦様のお亡くなりになる事を嘆き悲しんでいました。その時、お釈迦様はこう言いました。
「みなのものよ、私がいなくなる事を悲しまなくても良い。私がいなくなっても真理の法は生きる。そしてこれからは一人一人が自分の主人(あるじ)になれば良いのだ。」お釈迦様の存在や言葉に頼っていたものにとってそれは衝撃的な言葉だと思います。頼るべきものはなんと自分であれ!ですから。
小さな赤ちゃんは、最初は周りの人に多くのことを頼る依存の存在でありますが、しかしそれぞれに命があるということは、自分で判断して自分で生きることに他ならない訳であります。お釈迦様のその言葉に、ハッとしたのはそこに集まりしものだけではありませんでした。勿論それでわかった人ばかりではないと思いますが、この考え方は仏教の基本だと思います。そんな訳で涅槃とはそのことがしっかりと位置付いた時と思います。保育者にとっては、そういう接し方を、保育を貴方はしていますか?それを考える時でもあります。

30年度生活発表会

2018-12-15

園便りからです

当園の生活発表会は劇的な表現活動を主にしています。

登場の役や台詞、動きは、先生とともに考えることを大事にしています。

なりきる楽しさも、保護者の方の衣装のご協力をしていただき、ありがとうございます。

当園では、お遊戯会ではなく、生活発表会と名づけているのは

教えてこなす幼児教育が世界の流れではなく、その場その場でいかに、自分の考えを出せるかという、言ってみれば「個性と主体性」を育てるという目的に合わせようとしているからだとご理解下さい。特に各学年としては下のような「ねらい」を置いて実施しています。

 

1、年少 自分たちのすることを楽しみにし、お家の人に見てもらう。

     自分の役を決め、出番を待ってそれぞれの表現で出ること。

2、年中 大きなホールですることを楽しみにし、お家の人に見てもらう。

     どんなお話にするのか決める過程を楽しむ。

     ちょっと恥ずかしいが多くの人の前で分かるように話す

3、年長 出し物や役を 自分で決め、友達と演ずる。

     話の筋を理解し、必要な台詞を考え、話す。

     毎日作り上げる劇の楽しさを感じ、責任を持って行う

 

また、互いの学年の見せっこは特に大切です。

小さい子の演技を見て、「可愛いな!」と思ったり、大きな子の出し物は憧れとともに

「凄いな!」と感じる、そんなことが、まさに保育です。もちろん保護者に見ていただく15日もありますが、それだけではないことを、ご理解ください。

宇都宮で集中講義

2018-12-08
毎年宇都宮の学校で保育士、幼稚園教諭を目指す学生に土曜と日曜の集中講義をしています。少人数ですがまじめに聞いてくれます。幼稚園の写真やビデオを使い、幼児教育と環境の講義です。実はこれに、干し柿を持って行きました。こども達と一緒に干し柿を食べて元気に勉強しました。これも楽しい時間です。

東京大学

2018-12-06
実は2020年の夏に佐野市で乳幼児教育の国際セミナーを開く計画です。幼稚園、こども園、保育所、小規模保育所が一緒になり行います。私がその会議の実行委員長として行います。その協力を東大の秋田先生らに頼んでいます。佐野のような地方都市でもこうした事が出来るという事を証明するとともに、佐野の全体の保育の質を上げて行こうと思っています。常にこんなことなら佐野で出来るのでは?みたいな発想は今大切です。教えたことをそつなくこなす子どもではここにはこられませんよ!と言われた思いです。試行錯誤、トライ&エラーを充分に子どもにさせられる場所に全ての幼児施設が挑戦しなければいけません。
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